「平成29年12月発行 落石対策便覧」対応製品
NETIS登録番号 CB-230023-A
国立大学法人 岡山大学との共同研究
山側と谷側の二重阻止面構造により
優れたコストパフォーマンスを発揮する
高エネルギー吸収型落石防護柵です。
製品概要
ダブルフェンスは、最大750kJクラスの落石を捕捉できる高エネルギー吸収型落石防護柵です。支柱は内部に鉄筋を配置した高強度コンクリート(またはモルタル)を使用しており、大きな耐荷力、優れたエネルギー吸収性能を有します。緩衝装置付きワイヤロープと金網で構成された阻止面を、山側と谷側の二重構造とすることで、ワイヤロープを多段に配置することなく、理想的なエネルギー吸収が可能です。
また、ダブルフェンスは、『平成29年12月発行 落石対策便覧』の性能検証条件に適合した実物実験を日本国内の実験場において複数回実施しています。さらに、実物実験の再現解析や数値解析的手法等による性能検証も実施しています。
タイプ | 対応エネルギー |
---|---|
DF300 | ~302kJ |
DF500 | ~503kJ |
DF750 | ~753kJ |
ダブルフェンスの特長
■最大750kJクラスの落石エネルギーに対応可能
~750kJクラスの落石エネルギーに対応した最適なタイプを選ぶことができます。また積雪地域でも対応可能です。
■シンプルな部材構成による優れた施工性
ロープや緩衝装置の取付け箇所が少ないため、簡易な設備にて施工が可能です。
■二重の阻止面構造
山側と谷側に配置した二重阻止面構造により、山側阻止面の負荷増大後に谷側阻止面のエネルギー吸収が開始することにより、段階的に効率よくエネルギーを吸収することが可能です。
■優れたメンテナンス性
部材構成は1スパンごとに独立しているため、対象とするスパン単位で補修・交換が可能です。
■景観塗装に対応可能
環境色・景観色塗装を施すことにより、斜面で目立たない防護柵を設置できます。
構造
■ダブルフェンス 概略図
実験
平成29年12月に改訂された『落石対策便覧:(公社)日本道路協会』では、落石防護施設の性能照査の検証法の一つとして「実験による性能検証法」 が示されました。
ダブルフェンスは『落石対策便覧』に記載の「実験による性能検証法」に準拠した 落石捕捉性能の確認および実験結果の実設計への反映を目的とし、実物の供試体に対して自由落下による重錘衝突実験を実施しました。
■実験設備
■実験動画
カタログ
ダブルフェンスのカタログはこちらからダウンロードできます。